「幸せ物語」とは,高校数学を学ぶ高校生,その高校生に数学を教える広い意味での教育者および教育関係者,および高校生の家族の方を対象にした「数学の書」であり,数学を題材にした「本格的な物語」でもあります。
この本の中で使われる「幸せ」とは,そのほとんどは自分が見えていない人に使われる「幸せ」です。数学の学習者が「幸せな人」になってはいないかということを考えてもらうため,そして人によっては気がついてもらうために,そのような人が第3者の目線でどのように映っているかを描いてみました。さらに,数学の学習者が物語内の人物達が注意されているのを見て,自分もまずいのではと自分を見つめ直してもらうことも期待して描いてみました。
「幸せ物語」には「数学的な注意」の他,単なる要領ではない「数学の学習法」や,一般の数学の書あるいは受験本などでは得にくい情報も盛り込んであります。
読者の皆さんは「幸せ物語」の舞台となっている幸福高校の生徒になったつもりで,この「幸せ物語」の中に入り込んでもらえると著者としては大変うれしく思います。
(著者)