矢ヶ部 巌 著ISBN978-4-7687-0648-0
A5判判 / 168頁 / 2,000円 /
分類 : 数学一般 〇
本書は微分方程式論・2 次曲線論・連立1 次方程式論を根底に据え,共通な性質を考察し発見しながら,線形代数の対象である線形空間を,線形代数の方法である線形写像を,そして線形空間の基底と次元に至るまでを公理・定義・定理の羅列ではなく,何故こうするのか? と自問する習慣がつくように配慮して書かれた,いわゆる伝統的でない数学書である.
※本書は1980 年に刊行された『線形代数の構図』の復刻版です.
【内容】 線形代数の古里に遊ぶ/線形代数の対象を探る/対象の共通点を抽出する/線形空間の概念に到達する/線形空間の周辺を散策する/公理の節約を試みる/屋下に屋を架す/演算子法を駆使する/ 他