枝窪俊輔 著ISBN978-4-7687-0337-3
四六判 / 320頁 / 2,800円 /
分類 : 化学 在庫状況 : 有
化学といえば毎年秋に話題になるノーベル賞では,2000年から2002年の3年連続,2008年,2010年に日本人にノーベル化学賞が贈られています.
日本人に限らず,近年の受賞理由をみてみると,最近はいわゆる生命科学や高分子化合物に関する研究の比率が高くなっていますし,化学賞と医学・生理学賞の境目もますます不明瞭になっています.かのMassachusetts工科大学(MIT)やHarvard大学では生命科学の履修が全学部で必須になったとも聞いています.しかも,学生だけでなく,ナント教官も学習する義務があるとか.これは生命についての基礎知識なく未来への貢献は出来ないという啓示でしょうか.
生命科学を志す多くの方へ,その入門となる学問「化学」を分かりやすく解説する一冊!
■内容
序論―数理科学的基盤の構築,物質の構造―構成要素と結合・周期律,
物質の変化(1)―気体の性質,
物質の変化(2)―溶液の性質(1),
物質の変化(3)―溶液の性質(2),
熱化学方程式
反応速度と化学均衡
酸と塩基
緩衝溶液&酸化還元反応
電池と電気分解,
有機化学(1)―総論と炭化水素,
有機化学(2)―脂肪酸化合物アルコール,
有機化学(3)―カルボン酸・エステル・油脂・石鹸,
有機化学(4)―芳香族化合物(1),
有機化学(5)―芳香族化合物(2),
有機化学(6)―天然高分子化合物,
有機化学(7)―人口高分子化合物,
無機化学(1)―気体,
無機化学(2)―非金属元素,
無機化学(3)―典型元素,
無機化学(4)―遷移元素,
無機化学(5)―工業化学,
無機化学(6)―イオン分析と沈殿,高校化学と医学をつなぐ