大学入試における数学の問題は、高校数学の範囲で解けるように作られる．しかしながら、入試における標準程度の問題であっても，教科書だけでの勉強では、殆ど太刀打ちできるものではない、というのも厳とした事実である．これは，時代が進むにつれ，入試問題が練りに練られて作られるようになってきたからである．
では、そういう問題で出題者はどんな解答を期待しているのであろうか？　それは，高校生や受験生のみならず、教育の立場にある人達を含めて多くの人が関心を寄せることであろう．本書は，読者各人が、そういう出題者に応えるべ

勝負目録
2次方程式と2次関数
放物線の問題・今は昔　
整式の変形
整式の美　
不等式と最大・最小問題　
不等式と領域　
平面ベクトル　
フィボナッチの数列　
数列の和と不等式　
場合の数と確率　
確率　
整数問題
整数の剰余
漸化式の問題・今昔　
対数関数と不等式　
三角関数と不等式
小数の問題　
数値評価
円と多角形
三角関数と図形　
平面図形の折り返し