梅村 浩 著ISBN978-4-7687-0393-9
四六判 / 262頁 / 2,300円 /
分類 : 数学一般 在庫状況 : 有
数学者ガロアの名前は知っていると言われる方も多いと思われる。
通説によれば,高校生位の年齢で歴史に残る業績を挙げながら、世に認められず,恋愛事件が原因で決闘を行い、わずか20歳で生涯を終わる。
本書では、ガロアの生きた時代背景と生涯、ガロア理論の基礎となる考え方、その後の発展、特に近年における非線型微分方程式のガロア理論の発展について解説する。
内容
- ガロア(1811-1832) ブール・ラ・レーヌ,世界一ロマンチックな数学者は誰か?,ショパンとガロア, 他.
- ガロア理論=「曖昧さ」の理論 あなたの愛と私の愛は違うかもしれない,「曖昧さ」をどう記述するか,他.
- ガロア狂詩曲 マントヒヒと数学者,微分方程式のガロア理論のたどった運命,誰も理解できなかった博士論文, 超幾何微分方程式,ピカール・ヴェッシオ理論, 他.
- 数学の基礎 集合,写像に関する記号, 群の定義,, 環および体, 有理整数環Zの合同式とイデアル, 他.