竹内秀夫 著ISBN978-4-7687-0441-7
A5判判 / 246頁 / 2,700円 /
分類 : 物理一般 在庫状況 : 有
「力学」は物理学の手法が端的にかつ身近な例を通して示される、物理学への入り口となっている学問です.これから物理学や理工学を順次学んでいこうという人にとって、まず力学をしっかり修得しておくことが大切です.
本書は、教師と数名の学生による仮想的なあるセミナーの様子を描いています.そこでは、力学学習の道のりの道標となるような問題を考えていきます.
教師によって基本事項のまとめや重要ポイントの解説がなされたり、学生が自由に自分で気づいたことを述べたり、教師から宿題が出されたりもします.読者はこの架空のセミナーに参加しているメンバーの一人であると思って、取り上げられている問題を一緒に考えてみてください。
◆内容
- 運動学
力学で必要な基礎数学公式、テイラー展開、双曲線関数、
運動とベクトル、極座標、接線・法線加速度 - 運動の法則
運動の法則、放物運動、抵抗力を受ける放物体 - 振動
単振動、外力を受ける振動、減衰振動、強制振動、連成振動、束縛運動 - 運動とエネルギー
偏微分、保存力とポテンシャル「 エネルギー - 中心力
中心力、万有引力、角運動量、有効ポテンシャル - 質点系の運動
質点系の運動を特徴づける物理量、質点系の並進運動、質点系の回転運動 - 剛体の運動
剛体の運動方程式、固定軸をもつ剛体の運動、剛体の慣性主軸 - 剛体の平面運動
棒の運動、球・円柱の運動 - 非慣性系における運動
並進座標系、回転座標系、地球表面に固定した座標系、
固定点のまわりの剛体の運動、
主軸座標系での剛体の運動方程式、こまの運動