宮沢政清 著ISBN978-4-7687-0502-5
A5判 / 214頁 / 2,200円 /
分類 : 数学一般 〇
確率過程論の基礎から応用まで,その背後にある基本的な考え方を習得
確率過程については多くの本が書かれています.簡単な解説書から高度な専門書までありますが,本書は確率に余りなじみのない人を対象とする入門書です.
数学的にできるだけ厳密に記述し,専門的な本では省かれることが多い理論の背後にある考え方について詳しく解説しました.読者諸賢の本格的な勉強の一助となるならば幸いです.
【内容】
- 第1 章 はじめに
- 第2 章 バスはいつ来るか(その1)
- 第3 章 バスはいつ来るか(その2)
- 第4 章 ポアソン過程の不思議(1)
- 第5 章 ポアソン過程の不思議(2)
- 第6 章 発展方程式
- 第7 章 条件付き期待値とマルコフ連鎖
- 第8 章 連続時間から離散時間へ
- 第9 章 マルチンゲール:標本から期待値への橋渡し
- 第10章 待ち行列の流体近似
- 第11章 ブラウン運動と拡散近似
- 第12章 稀少事象と測度変換
- 付録A もっと確率過程を学びたい人へ
- 付録B 演習問題の略解