廣島文生 著ISBN978-4-7687-0556-8
四六判判 / 320頁 / 3,200円 /
分類 : 数学一般 〇
本書(全2巻)の主題はフォン・ノイマンが1920 年代後半に成し遂げた「量子力学の数学的基礎」を解説することである.1(第1巻)では,以下のようにフォン・ノイマンの生きた時代背景から,量子論の歴史, 数学における位相空間論の歴史などを概観する.
? フォン・ノイマンの生涯と, 彼を理解する上で欠かせないハンガリーの歴史
? 1900 年初頭に同時に起きた量子論と測度論の発見 (本書「まえがき」より一部抜粋)
【内容】
第1部 フォン・ノイマンの生涯
知の巨人/ハンガリー/フォン・ノイマンの生涯/フォン・ノイマンと自動計算機/フォン・ノイマンのゲーム理論
第2部 量子力学と測度論の発見
エネルギー量子の発見/量子力学の発見/フォン・ノイマンの量子力学/面積を測る/測度論とルベーグ積分