大沢 健夫 著ISBN978-4-7687-0623-7
A5判判 / 198頁 / 2,300円 /
分類 : 数学一般 〇
割り算の余りに関する様々な話題として,中国の数学古書「孫子算経」からはじまり,ガウスを始めとするドイツの数学者たちによる整数論,そして徐々に高木類体論が姿を見せる様を,本書はドラマチックに描いています.
読者の予備知識をあまり仮定せず,中学生から先生方まで幅広く整数論に興味を持っていただける内容になっています.
【内容】400 年前の九九/孫子の問題/ディオファントスの方法/フェルマーとオイラーの役回り/平方剰余の相互法則/ガウスの素因数分解/無限和と解析学/ルジャンドルの予想/円周率と無限級数/関数の分解/リーマンのゼータ関数/リーマン論文を読む/指標とディリクレのL 関数/代数的整数とその分解/素因数分解と類数/フェルマー予想とクンマー/複素数は不完全?/理想数からイデアルへ/アーベル拡大/ガウスの不満/トポロジーの視点